海事科学分野における先端研究を育成・発展させ、高水準の研究成果を生み出し、フラッグシップ研究の創出を目指す3つの研究プロジェクトを実施しています。
実海域データベースの蓄積分析を踏まえ、液体輸送船におけるスロッシングを考慮した船舶性能シミュレーション、荒天航海時におけるエンジンプラントの動的な熱変動を考慮した船速低下のモデル開発、さらに三次元耐航性モデルの高次オーダーパネル積分による実海域性能評価の高度化に取り組み、Dynamic Programming法との連結による次世代ウェザールーティングモデルの開発を実施する。
詳しくはこちら我が国のエネルギー自給率は6%と低く、その供給構造は極めて脆弱と言える。この脆弱性の打開策の一つとして、海底資源の活用が挙げられる。本研究では、Remotely Operated Vehicle(ROV)に着目し、ROVによる視覚・力覚情報を含む複合的な感覚情報を用いた遠隔操作技術の確立を目指す。本技術の確立により、直接的な環境への遠隔操作が可能となり、海底資源探索の加速度的な発展が見込まれる。
詳しくはこちら本研究は海事活動と自然資本との調和を目指した沿岸域保全のために、水圏の一次生産者である海藻類を活用して新しい水環境管理手法を開発することを目的とする。本学内海域環境教育研究センターが有する海藻類系統株コレクションを用いて、有害化学物質に対する海藻類の感受性を明らかにすることにより、産業排水や海水の有害性評価および船底塗装の防汚性能評価のための試験方法を開発し、水環境の管理に資することが期待される。
詳しくはこちら 岡村研究室 HP〒658-0022
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5−1−1
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